グランドパワー 2009年10月号
日本陸軍五式中戦車



 第1特集は「日本陸軍五式中戦車」を特集。太平洋戦争の末期に計画され試作車のみの完成に終わった、謎に包まれた五式中戦車(チリ)を現在入手可能な資料を駆使して解説。
 前半は「五式中戦車(チリ)の開発」として、当時の設計計画の細部研究会議で決定された内容を解説し、会議の結果に基づき製造された砲塔や武装、懸架装置、照準装置、装甲板等を当時の青焼き図面や諸元表を交えて解説。戦後にアメリカ軍が捕獲し撮影した写真も収録。
 後半は「五式中戦車(チリ)の武装」として、搭載予定だった七糎半(7.5cm)戦車砲を解説。その最大の特徴である自動装填装置の開発を中心に解説するとともに、完成した試製型を初公開の写真を含めて詳細に紹介。車体前部に搭載の一式三十七粍(37mm)戦車砲を解説するとともに、砲塔及び車体に搭載する九七式車載重機関銃についても搭載位置での制退器の有無まで含めて解説。写真31点と当時の青焼き図面等44点を収録。60ページ。

 第2特集は「フィンランドのIII号突撃砲(2)」。本年8月号の続編として、ソ連軍との戦闘を再現。今回は、「タリ、イハンタラの戦い」「ポルティンホイッカ」等の戦闘を描画。対ソ戦のために、ドイツから追加導入されたIII号突撃砲の車体の特徴も解説。21ページ。

 第3特集は、「日本陸軍の火砲(17)野戦重砲 榴弾砲その3」。九六式十五糎榴弾砲と試製二十一糎榴弾砲を収録。馬による牽引から機械牽引専門砲として開発された、近代的火砲を試製型からの開発から解説。九八式6t牽引車による牽引場面の写真も多数収録。40ページ。

 

判型:B5 総ページ:144 書店発売:2009年8月27日発売

                定価2,350円(税込)